バーチャル掃除
年末の大掃除は簡単にすませた。夫婦二人暮らしになると、家の中で使う部屋も限られ、ごみの量も知れたものになる。積もった塵を払い、汚れを拭き取ればそれでいい。そのかわり、と言っては何だが、毎日酷使してきたところがある。コンピュータの中だ。
不要なファイルやもう使わなくなった古いアプリケーション類が未整理のままに雑然と並んでいる暗箱の中を想像すると奇妙に落ち着かない気がしてきた。元旦だけは、よしにしておいたのだが、二日にコンピュータを使い始めると、気になって仕方がない。
新年早々落ち着かない話だが、コンピュータの掃除をしはじめた。まずは期限切れになっていたプログラムをアンインストールした。これだけで、ずいぶんサクサク動くようになった。あとは、不要なファイルを片っ端から削除し、スキャンディスクをかけた上で、デフラグまでした。会社の在庫整理みたいなもので、整然とした倉庫の中を見ているようで、所詮バーチャルな世界なのだが、なんだか気持ちがよくなるから不思議なものだ。
ついでにホームページも2004年分を一括りにして過去ログ扱いにし、新しいページを作った。新しい年は始まったばかりだから、まだ中身はスカスカである。それでも、これからこの中が埋まっていくのか、と考えると新しい日記帳を前にした時のようで、気分が高まるのを覚える。
日記帳は三日坊主で、なかなか最後まで使い切ることができなかった。それに比べれば、ホームページの更新は我ながらよく続いている。日記の読み手は自分しかいないわけだが、サイトは更新すれば、どこかから反応が返ってくる。それが楽しみで何とか続いている。
人は一人で生きているわけではないと、よく聞かされるが、日常生活の中では人とのつきあいは苦手な方だ。それが、コンピュータのお陰で、遠くにいる同好の士と話ができる。ありがたい道具ができたものだ。一年という時間の何分の一かはこのバーチャルな世界の中で生活しているわけである。一年に一度掃除くらいしてもバチは当たるまい。
2005-01-03 13:30:13 | Permalink | コメント(0) | Trackback(0)
